会社名 株式会社 栗林設計
担当者名 前田 稜太
今回の設計は、老朽化が著しい理科特別教室棟及び部室棟を解体した跡地に建替える新校舎、及び既存校舎の内部改修により整備するもの。新しい中高一貫教育校としての6年間を見通して、中学生と高校生が共に学び、特色ある教育活動を計画的かつ効果的に展開することができる教育環境を見据えた設計を行いました。設計にあたっては、中学生が主として利用する「普通教室」及び「体育的フロア」と、高校生と共同で利用する「特別教室」を、緩やかに区切り落ち着いた学習空間を確保できるように計画しました。

新設する校舎は敷地内の他の建物よりも高層となるため、柱型の縦のラインが強調され、より重厚感のあるデザインを意識しています。
特に敷地外に対して『顔』となる南西面の壁には色彩を変えた2本の縦ラインをデザインし、中高一貫校として《中学》《高校》の2本の教育活動が伸びていく想いを込めています。

今回の計画の主となる特別教室は、様々な学習形態に対応できる空間となるように設計を行いました。これまでの理科系教室によくある長方形の実験机ではなく、丸みを帯びた曲線系の実験机を一部に計画しています。これは、生徒たち自身がグループで話し合ったりする場が持ちやすいよう、両端の生徒でも自然と顔を向き合わせやすく、座る場所を自分たちで選びやすい形状を意識して計画しました。また、同時に通常の授業に支障が出ないよう、前を向いて授業を聞きやすいように、半円形の実験机としています。各特別教室にはプロジェクターによる投影も行いやすいよう計画しています。
